やっぱりラクして痩せたい!「α-シクロデキストリン」のダイエット効果を試してみる
食事制限はつらい。 ジムに通っての運動も面倒。 少しだけ食べるのを我慢するだけで、ラクにやせられる方法はないか。。。
と、ネットをウロウロしているときに見つけたのがコレ。
「α-シクロデキストリン」
糖質や脂質を吸収して体外に出してくれる優れものらしい。 ナニナニ! どんなもの? どうやって使うの? 副作用は大丈夫? どこで買えるの?などなど どんどん疑問がでてきたので、しっかり調べてみることにした。
α-シクロデキストリンって? 原料はナニ?
シクロデキストリン(cyclodextrin)は、「シクロ(cyclo=環状)」と「デキストリン(dextrin=オリゴ糖)」の合成語で、「サイクロデキストリン」や「環状オリゴ糖」などとも呼ばれる難消化性デキストリンの一種です。 略称は、アルファベットの頭文字を取ってCD(シーディー)。
原材料はジャガイモやトウモロコシのでんぷんから作られており、100%天然素材です。見た目は、片栗粉や粉砂糖のような真っ白な細かな粉状で、ほとんど無味無臭。
シクロデキストリンは、上の写真のドーナツのポン・デ・リングみたいな形に、糖の分子が環状につながって輪になったもの。
分子構造はバケツのような形を構成しており、内側が新油性(油になじむ)、外側が親水性(水になじむ)となった小さなカプセルのような物質で、 その構造から、難消化デキストリン(食物繊維)、オリゴ糖、吸着剤の3つの性質も併せもつ不思議な物質です。
糖の分子が6つ結合して輪になったものを「α-シクロデキストリン」、7つ結合して輪になってものを「β-シクロデキストリン」、8つ結合して輪になってものを「γ-シクロデキストリン」といい、性質や働きなどにそれぞれ違いがみられます。
甘味料で使われるオリゴ糖(砂糖など)は、糖分子が2〜10個つながっていますが、環状ではありません。
α-シクロデキストリンのダイエット効果とは?
腸内善玉菌増殖⇒便秘解消
難消化性デキストリンは水溶性食物繊維とも言われ、その名のとおり胃や腸で消化吸収されず大腸まで届き、毎朝のすっきりを応援します。また、α-シクロデキストリン(環状オリゴ糖)自身がビフィズス菌や腸内善玉菌のエサになり、腸内環境を整えてくれるお手伝いをします。
脂質吸収を抑制⇒脂肪燃焼効果を助長、動脈硬化予防
α-シクロデキストリンは食事の中の余分な脂、特に健康に悪い飽和脂肪酸(動脈硬化などの原因となる悪玉コレステロールのもと)だけと結合して、そのまま大腸を通過し体外に排泄させることがわかっています。一方、植物性の油(不飽和脂肪酸)は吸着されず、きちんと体に吸収させるという素晴らしい効果があります。
α-シクロデキストリン1gにつき、食物中の脂肪を重量で9倍の9gも取り込むことになります。したがって、α-シクロデキストリンを1日当たり6g摂取すると、1日当たり食事から54gの脂肪を効率よく除去できる計算になります。 ちなみに脂肪1gは9キロカロリーですから、脂肪54gは、ほぼ500キロカロリーに相当します。 [54g×9kcal=486kcal]
糖質吸収を抑制⇒皮下脂肪、内臓脂肪蓄積を抑制
水溶性食物繊維としてのα-シクロデキストリンは消化されることなく小腸に届き、糖質(ブドウ糖)に対して腸からの吸収をブロックし、その吸収スピードを緩やかにします。また、α-シクロデキストリンはそもそも環状オリゴ糖ですから、同じ仲間ということで、腸内のほかの糖質も一緒になって、小腸を通り過ぎていってしまうことがあります。このように、α-シクロデキストリンは糖質の腸からの吸収を阻害したり、糖質を道連れにして体外への排泄を促したりするため、α-シクロデキストリンを摂取しない場合と比べて、血糖値の上昇が抑制される効果を示します。 これにより糖を吸収するインスリンの過剰分泌を抑制してくれます。 インスリンが大量に分泌されると、摂取した食事から積極的に糖質が吸収され、使われなかった糖質は皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられてしまいます。
どうやって使うの? 服用する量や、タイミングは?
1日目安摂取量:5~10g(オススメ!食事の30分くらい前に2~3g!) 服用するタイミングは、食べたエネルギーが一番消費されにくい夕食前がベストとされています。
水によく溶けるので、水やお茶、コーヒーなどお好みの飲み物に混ぜて飲用します。 実際にコーヒーやジュースに混ぜて飲んでみましたが、味が変わるようなことはありませんでしたし、ニオイもありませんでした。 試しに、α-シクロデキストリンを直接なめてみましたが、サッと舌の上で溶けてしまってなんの味もありませんでした。
副作用の心配はないの?
α-シクロデキストリンの摂取開始から2~3日は、腸内細菌による分解生成物によって腸管内が刺激を受けるため、お腹が鳴ったり、膨満感などが起こり、腹痛を伴う場合があります。でも、これは一過性であり、腸内細菌がα-シクロデキストリンに馴染むとこうした症状は発症しません。心配な方には、少量ずつ様子をみながら飲用されることをおすすめします。
では、安全性についてはどうでしょう。 日本では、シクロデキストリンの製造がはじまった1970年半ばから現在に至るまで、「シクロデキストリンは天然にも存在するから安心」という判断基準のもと、α、β、γの3種すべてに対して、食品への添加に使用制限はありません。
WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)の共同組織であるJECFA(世界食品添加物合同専門家会議)は、α、β、γ、各種の安全性評価をベースに、食品添加物として、各種のシクロデキストリンの使用制限を定めています。
αとγは「制限なし」、βは「若干制限あり」というのが、各種シクロデキストリンに対する世界的な安全性評価の概要といえます。
最後に
食事制限がつらくて、ダイエットが続かないので、 安全面でも心配ないようだし、しばらくこれを飲み続けてみようと思います。 結果は後日報告します!!
手持ちの空き瓶にいれて、キッチンに置いています。
私はアマゾンで購入しましたが、おまけで、1ccの軽量スプーンがついていました。 これ、すごく便利です。 よく似た食材の重さはコレ。 ・小麦粉 1cc=0.5g ・重曹 1cc=0.6g ・片栗粉 1cc=0.6g ・ベーキングパウダー 1cc=0.7g ・コーンスターチ 1cc=0.5g ・上新粉 1cc=0.6g なので、1回3gとすると、添付のスプーンにすりきり6杯となります。
追記
【2018/6/3追記】
直接なめたり、服用量が多いと口の中でほんのり甘苦い感じが残ります。
コップ1杯に対して添付のスプーン3杯くらいだとあまり気になりません。
または、少し濃い味のものに混ぜると苦みは感じないように思いました。
【2018/6/5追記】
お茶に混ぜて飲んでいるうちに、苦みが気になってきたので、オブラートで包んで飲んでみることにした。クッキングスケールできっちり量も計ってみた。
1回につき3gとなると結構な量だ。飲み込むのもちょっと大変。
次は2gで試してみようと思う。